年間行事
船禅頂 ふなぜんじょう
船禅頂は、別名 補陀洛禅頂(ふだらくぜんじょう)・浜禅頂(はまぜんじょう)ともいい、
中禅寺湖岸の霊場を、船で巡り拝む古儀です。その昔、日光開山された勝道上人(しょうどうしょうにん)が、
弟子の道珍(どうちん)等とともに湖上に船を浮かべ、湖畔の霊場に香華を供えて修行祈念したことがその発祥とされ、
およそ 1250年を経た現在まで伝承されている貴重な行事です。
中禅寺境内は、勝道上人の遺徳を偲ぶ多くの参拝者でにぎわいます。
2017年千手ヶ浜に落慶しました『千手堂』が、年に一度、この日だけ一般公開され法要が厳修されます。また参加者に限り、船禅頂限定の特別御朱印(別途500円)を授与できます。参加希望の方は、事前予約制となっておりますので、お早めにご連絡をお願いいたします。
日にち | 8月4日 |
場 所 | 中禅寺 立木観音 |
受 付 |
午前9時~ |
当日は、午前9時より受付を開始、午前10時すぎに中禅寺境内の石護摩壇にて読経の後、供養船を仕立て「薬師堂跡」(八丁出島 はっちょうでじま)→「日輪寺跡」(五大尊)→「勝道上人墓所」(上野島 こうづけじま)→「千手観音堂跡」(千手ヶ浜 せんじゅがはま=中禅寺湖西岸)と巡拝してゆきます。
中禅寺湖は標高1269メートルにあり、真夏でも大変涼しい所です。供養船で涼風に吹かれながらの巡拝は、まさに「観音浄土」を髣髴とさせ、「いのちの洗濯」となることでしょう。どうぞ日光開山「勝道上人」のご遺徳を肌で味わってみて下さい。
なお、この行事はどなたもご参加いただけますが、遊覧船の定員があるため完全予約制となっております。参加ご希望の方は申込用紙に記載のうえ、FAXにて送信下さい。
【日程】
午前 9時00分 | 受付開始 |
10時00分 | 開式 |
10分 |
読経法要(石護摩壇前にて) |
30分 | 出帆(立木観音前 桟橋より) |
午後14時00分 | 帰着(予定、立木観音前、桟橋) |
14時10分 | 本堂参拝(般若心経読誦) |
14時30分 | 解散予定 |
※日程は、当日の天候により変更されることがあります。
【参加冥加料】
大人 | 4,000円(御札・乗船料・弁当) |
子供(小学生以下) |
3,000円(乗船料・弁当) |
※昭和の頃より長らく変わらずご案内しておりました「船禅頂」講金につきまして、あらゆる原材料、費用等の高騰により、誠に申し訳ありませんが上記の通り変更させて頂きたく、何卒ご理解、ご協力の程、お願い申し上げます。
【お問合せ・お申込み】
中禅寺・立木観音
電 話 | 0288-55-0013 |
F A X | 0288-55-0801 |
住 所 | 〒321-1661 栃木県日光市中禅寺歌ヶ浜 |
「船禅頂」は完全予約制です。必ず事前に上記までお申し込み下さい。