【過去の特別展】
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『日光山 輪王寺の名宝』 展
平成14年 9月19日(木)〜11月13日(水)
− 密教(みっきょう) と 日光山 輪王寺 −
大陸で大乗仏教{大きな車にあらゆる人全てを乗せて、共に悟りの境地に行こうとする教え}が盛んになる頃、インドのヒンドゥー教も民衆の中に深く浸透していきました。仏教では、成熟し体系化されたヒンドゥーの神々を「超越的なもの」として受け入れ、超越的性格を持つ仏教の仏として消化したのです。多面多目多臂{多くの顔と目、手を持つ姿}の変化観音や、憤怒の表情に激しい動きを伴った明王など、それまでの仏教の仏とは異なる像が造られるようになりました。それと共に、結印{手の結び方}、真言{神々に対する呼びかけの呪文}、陀羅尼{集中・記憶の呪文}などと併せ、護摩などの密教独特の儀式が整えられ、盛んになっていったのです。
日本の密教は、インドで興り中国に渡った密教を受け継いだもので、9世紀の初め、「最澄」「空海」によってもたらされました。「空海」は密教を最高の教えとして持ち帰ったのに対し、「最澄」は法華経の教えと密教を同等と捉えて伝えます。その後、第3世天台座主「円仁」や第5世「円珍」が、その教えを更に深め、整備し、天台教学の中でも密教の比重は重くなっていくのです。
日光山輪王寺は天台宗のお寺です。江戸時代には、比叡山延暦寺、東叡山寛永寺と日光山輪王寺の門主を、天皇の御子である法親王宮がお務めになりました。(関東でも少ない門跡寺院の号は、その故です。)天台宗の密教は「台密」(たいみつ)といわれ、現在でも盛んにその教えが実行されています。この輪王寺でも、もちろん密教が取り入れられています。本堂三仏堂の後に建立された護摩堂では、炉に護摩木などを投げ入れて炎をあげ、その炎によって煩悩を焼き尽くすよう、祈りを炎にのせて天上に届けるよう、日に3度の護摩作法が毎日行われています。
この度は、密教儀式に使用する独特の法具や、密教の世界観を現す曼荼羅、或いは本尊などを一堂に展示し、神秘の作法をご紹介しています。日本仏教の大きな教えの一つである密教の世界を、どうぞご拝観下さい。
| 主要展示什宝のご紹介 | |||||
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| 出陳展示什宝一覧 | |
| 玄関ホール 1 鬼捧持燈籠 2 羯磨 3 五鈷杵 4 三鈷鈴 5 金剛盤 6 宝珠杵 7 御供器 8 水瓶 9 柄香炉 10 如意 11 朱塗葵紋散御椀器 12 盛物台 13 漆黒地朱葵紋付箱 14 漆黒地蓮葉葵紋散箱 15 稚児用玉幡 16 華曼 17 青貝摺三衣箱 18 鬼捧持香炉 19 青銅獅子大香爐 20 梨子地蒔絵舎利塔 21 青銅麒麟紐附香爐 22 青銅花瓶 23 紙本著色 摩訶迦羅天像 24 絹本著色 刀八毘沙門天像 |
展示室 27 紙本墨書 大日経疏 【重文】 28 羯磨・三鈷杵・独鈷杵 29 木造五大明王の内四大明王坐像【県文】 30 金銅小形密教法具 【重文】 31 絹本著色 不動明王二童子像 32 紙本著色 不動明王二童子像 33 絹本著色 不動明王八大童子像 34 紙本墨書 三呪合行梵字不動像 35 絹本著色 十二天像 36 絹本著色 星曼荼羅 37 北斗七星面 【県文】 38 蒔絵行事壇 天海僧正所用 【重文】 燈台・脇机・前机・礼盤 磬・磬架 39 青貝摺曲ろく 40 金銅大火舎香炉 【重文】 41 絹本著色 法華曼荼羅 42 〃 仏眼曼荼羅 43 〃 愛染明王像 44 〃 如意輪観音曼荼羅 45 蒔絵行事壇の密教法具 【重文】 火舎・六器・金剛盤・五鈷鈴 五鈷杵・三鈷杵・独鈷杵 華瓶・飲食器・灑水器・塗香器 以上 |
| ロビー 25 唐獅子 26 豊道春海書跡「温顔無敵」 |
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