輪王寺・徳川記念財団所蔵の霊夢像を同時公開中
日光山輪王寺宝物殿展示
2025年5月22日(木)から7月22日(火)まで
宝物殿「東照大権現―神として祀られた将軍-」
日光山では徳川家康公を東照大権現という神様としてお祀りしています。天海大僧正が家康公の御遺言により、東照大権現を久能山(静岡県)から日光に勧請したことが、日光山と徳川家の関係の始まりです。
日光の壮麗な寺社建築を整えたのが、三代将軍の徳川家光公です。家光公は寛永13年(1636)に催された家康公の二十一回忌に際して多くの堂社を建て替え、大規模な法要を開催しました。以後、東照大権現を祀る日光山には、家康公をはじめとする徳川家ゆかりの宝物が数多く遺されてきました。今回の展示では、家康公ゆかりの宝物をご紹介します。
【主な展示品】◎重要文化財
◎東照大権現霊夢像 狩野探幽筆 1幅 寛永20年(1643)9月29日
東照三所大権現御神号 天海大僧正筆 1幅 江戸時代
薬師如来画像 木村了琢筆 1幅 正徳5年(1715)頃
輪王寺所蔵・徳川記念財団所蔵「東照大権現霊夢像」を同時公開
輪王寺宝物殿は、家光公が夢枕に立った家康公を狩野探幽に描かせた「東照大権現霊夢像」8幅を所蔵しています。今年の春、徳川記念財団が輪王寺宝物殿での常設展示を3年ぶりに再開したことを記念し、5月22日から7月22日まで「東照大権現霊夢像」(重要文化財)を特別展示します。徳川記念財団も財団所蔵の狩野探幽筆「東照大権現像(霊夢)」を輪王寺宝物殿で同時に展示します。この特別な機会に、2つの霊夢像をぜひご覧ください。
同時開催 徳川記念財団常設展「徳川家康」
徳川記念財団では、日光山輪王寺宝物殿で財団所蔵品の展示をしています。今年の春、3年ぶりに再開しました。5月22日から始まる展示のテーマは「徳川家康」です。
今回の展示では、徳川記念財団と輪王寺宝物殿が所蔵する「東照大権現像(霊夢)」を同時公開するとともに、徳川宗家伝来の家康公の書画などからその人となりをご紹介いたします。
重要文化財 狩野探幽筆 東照大権現霊夢像 江戸時代 寛永20年(1643)9月29日
(日光山輪王寺所蔵)