お知らせ(詳細)
和宮が愛した手回り品
公益財団法人德川記念財団常設展示
和宮が愛した手回り品
*日光山輪王寺宝物殿は德川記念財団の特別協力館です。
ご 挨 拶
開国という大きな転換点を迎えた幕末期、尊皇攘夷思想の広がりとともに、条約勅許をめぐる朝廷と江戸幕府との関係は、緊張感を高めていきました。この渦中で画策されたのが、14代将軍徳川家茂に対する皇女和宮の降嫁です。
和宮は、弘化3年(1846)閏五月に、仁孝天皇の第8皇女として誕生し、兄孝明天皇の命により、4歳の時に、すでに有栖川宮熾仁親王と婚約をしていました。孝明天皇をはじめ、実母の観行院や、和宮自身も降嫁に反対していましたが、幕府側の粘り強い交渉の末、有栖川宮との婚約が解消され、降嫁が実現しました。
朝廷と幕府の融和「公武一和」を成し遂げるべく、16歳で家茂の正室として迎えられた和宮は、武家の生活様式や慣例に戸惑うことも少なくありませんでした。しかし、同年齢の夫家茂とは仲睦まじく、家茂が病倒れるまでのわずか4年ほどの結婚生活は、良好なものであったといわれています。
和宮は、幼い頃に孝明天皇より拝領した品々を江戸へと持参しており、家茂ゆかりの品とともに晩年まで大切に保管していました。本展示では、幕末の激動を生きた和宮が、生涯愛した人々や身近な品々を、当財団の所蔵品よりご紹介いたします。
平成31年4月
公益財団法人 德 川 記 念 財 団
《常設展案内》
- 日光山輪王寺宝物殿(次回)
平成31年 6月13日(木)~平成31年8月6日(火)「徳川将軍と能楽」
- 久能山東照宮博物館
平成31年4月11日(木)~平成31年6月11日(火)「家達と家正」
〒422-8011 静岡市駿河区根古屋390 TEL054-237-2437
久能山東照宮ホームページ http://www.toshogu.or.jp
【交通機関】東名静岡または清水I.Cより日本平まで約20分
JR静岡駅よりしずてつバス「日本平行き」
【駐車場】 日本平に無料駐車場200台
〔日本平〕よりロープウェイにて5分
展示内容・展示期間は、予告なく変更する場合があります。
公益財団法人 德 川 記 念 財 団
〒151-0065 東京都渋谷区大山町37-6 TEL03-5790-1110・2620
ホームページ http://www.tokugawa.ne.jp