日光山輪王寺

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宝物殿

日光山輪王寺宝物殿 所蔵品展「徳川家光公370回御遠忌展 Ⅰ」

日光山輪王寺宝物殿 所蔵品展

徳川家光公370回御遠忌展

ごあいさつ

 

 本年は,江戸幕府の三代将軍徳川家光公の370回御遠忌にあたります。この度は家光公の墓所を祀ったに伝わった家光公と家臣にゆかりの宝物を展示いたしました。

 家光公は,江戸幕府二代将軍秀忠公の長男として生まれました。幼少期は大人しい性格で,将軍としての将来を危ぶむ向きもありましたが,鷹揚な性格に成長されたといわれています。家光公は,人質の境遇から幕府創立を実現した祖父家康公への崇敬は厚く,家康公の死後,天海大僧正と共に,物心両面で徳川家の聖地の充実に力を尽くされました。

 三代将軍として幕府の基盤固めに尽力しながらも,家光公は五十歳に満たずに逝去されます。生前の御遺言のとおり,死後は家康公の眠る東照宮の側近くに廟所が造営されました。これが輪王寺の大猷院です。家光公は家臣の人望も厚く,遺臣たちからさまざまなものが大猷院に寄贈されました。

 東照大権現や大猷院が鎮座する日光には多くの人が参拝しました。毎年行われた朝廷からのの,歴代将軍や大名の参詣,あるいは朝鮮通信使や琉球国の使節などの公的な参詣のみならず,宗教者や庶民に至るまで多くの人を集めました。そのなかには,全国を旅して各地に無数の仏像を残した円空も含まれます。

 今回は,幕臣であり日光に別荘を持ったこともある勝海舟から輪王寺に頂いた宝物も展示いたしました。三仏堂では海舟翁が奉納された,疫病などの災厄を払う,(角大師)の掛軸も公開しております。皆様にも疫病の沈静をお祈り頂ければ幸いに存じます。

 

令和 2年 4月

           輪王寺宝物殿

 

【主な展示品】 ☆国宝 ◎重要文化財 ○栃木県指定文化財

☆大般涅槃経集解 巻第29            1巻        平安時代

◎鋳銅半肉千手観音像     1面        平安時代

 大猷院二十一回御忌図 3幅        寛文11年(1671)

  家光公征夷大将軍宣旨 1葉        元和 9年(1623)

○紅地丸龍飛雲文金襴     1幅        寛永20年(1643)

 徳川光圀公祭文                         3巻        寛文 3年(1663) 

○円空作 薬師如来・不動明王       2軀        江戸時代

 

次回展示予告 2020年6月12日(金)~8月4日(火)

徳川家光公370回御遠忌展 Ⅱ

 

 

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