日光山輪王寺

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宝物殿

徳川家と山の信仰

日光山輪王寺宝物殿 所蔵品展

徳川家と山の信仰

2021年8月6日(金)から 10月 6日(水)まで

 

ごあいさつ

 今でこそ日光といえば何より東照宮が連想されますが,奈良時代の勝道上人による開山以来,日光は長きにわたり人びとを集めた山岳信仰の聖地でした。

 信仰の中心になるは日光三所権現にある三つの山,男体山・女峰山・太郎山を御神体とします。それぞれの本地仏(仏様としての本来のお姿)が千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音です。勝道上人は弟子たちとともに苦難の末に男体山への道を切り開き,南のに拡がる湖水に降り,船を浮かべて湖を巡り,様々な奇瑞に遭遇しました。湖の最も奥(千手が浜)では,示現した千手観音に出会っています。

 その後,勝道上人が日光を開いた道は三峰五禅頂などの山岳修行として,各所で奇瑞にあった船路は船禅頂(浜禅頂)として,多くの信仰の人びとを集めました。

 日光を舞台とした山岳信仰は東照宮が鎮座した後も続けられます。後北条氏に与したとして豊臣秀吉から大半の所領を召し上げられましたが,徳川幕府と天海大僧正によって,日光山は復興を遂げます。徳川家光公が世を去った翌年,修験者たちは感謝を込めて家康公・家光公・天海大僧正を描いた額を修行の場に掲げました。

 日光への旅は神仏への篤い信仰から始まりました。自然と信仰とが調和を見せる日光で,遠い過去から連綿と続く人びとの思いに少しでも触れて頂ければ何より幸いに存じます。

 

 

令和 3年 8月  輪王寺宝物殿 

 

【主な展示品】 ☆国宝 ◎重要文化財 ○栃木県指定文化財

  ☆大般涅槃経集解 第37巻 1巻  平安時代

  ◎鋳銅半肉千手観音像 1面                       平安時代

    家康公・家光公・天海大僧正御影額 1面 慶安5年(1652)

   薬師如来画像 1幅                   江戸時代

  千手観音二十八部衆 1幅                        江戸時代

 ◎瑞花孔雀鏡 1面                                     鎌倉時代

 ○馬面 1面                                    江戸時代

 ユニコーンの角(オランダ商館奉納)1点       江戸時代

    犬形温湯器 1点                                       江戸時代

    日光山縁起絵巻 巻第2                江戸時代

 

公益財団法人德川記念財団常設展示  *日光山輪王寺宝物殿は德川記念財団の特別協力館です。

 

楽とデザイン

 

ご 挨 拶

 

 人物の動きをあらわした「舞」、台詞と歌の「謡」、伴奏の「囃子」からなる能楽は、室町時代になって観阿弥・世阿弥親子によって大成された日本の古典芸能の一つです。江戸時代になると、幕府では公式行事に用いられる式楽に定められ、将軍や大名からの保護を受けました。また、町人の間では謡が流行し、謡本の刊行が盛んになるとともに、能の詞章が寺子屋の教科書として用いられ、広く庶民にまで浸透していきました。

 能楽で使用する能面や装束は、日本の伝統的な美意識のもとに洗練された造形を持ち、幽玄な美の象徴とされます。一方で、能楽の演目の主題や物語の情景、登場人物もまた、日本美術における重要な意匠として、度々絵画や工芸品などにも表されてきました。

 本展示では、13代将軍徳川家定所用の品であり謡曲「竹生島」に取材した「波に兎文鎮」や、徳川宗家16代家達の妻・德川泰子が描いた「猩々図」、さらに家達と親交があった明治時代を代表する洋画家・川村清雄筆の「三番叟図」などをご紹介いたします。徳川家に伝わる能楽を題材とした作品を通じて、能楽の世界を感じていただけたら幸いです。

 

令和3年8月          

  公益財団法人 德 川 記 念 財 団

 

 

《常設展案内》※展示内容・展示期間は、予告なく変更する場合があります。

 

  • 日光山輪王寺宝物殿(次回)

令和3108日(金)~128日(水)「江戸の食文化」

 

  • 久能山東照宮博物館

 令和387日(土)~107日(木)「16代德川家達」

 

 

 

公益財団法人

〒151-0065 東京都渋谷区大山町37-6  TEL03-5790-1110・2620

                ホームページ http://www.tokugawa.ne.jp

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