天海大僧正に関する宝物を公開
日光山輪王寺宝物殿展示
2025年9月25日(木)から11月25日(火)まで
日光山と江戸
―天海大僧正の架ける橋―
慈眼大師天海大僧正は、德川家康公・秀忠公・家光公が深く帰依した天台宗の高僧です。天海大僧正は家康公を東照大権現として日光にお祀りし、寛永2年(1625)には幕府の安泰と天下万民の平安を祈願するために江戸の上野に寛永寺を創建しました。江戸時代の日光山と寛永寺は,皇族出身の輪王寺宮門跡が住職を兼任するなど,とても縁の深い関係にありました。今回の展示では、令和7年が寛永寺創建400年にあたることから、輪王寺に伝来した天海大僧正に関わる宝物を通じて、日光山と江戸のつながりをご紹介します。
【主な展示品】◎重要文化財
◎東照大権現霊夢像 狩野探幽 1幅 正保4年(1647)12月25日
◎住ノ江蒔絵硯箱 伝天海大僧正所持 1合 江戸時代
絹本著色 慈眼大師画像 1幅 江戸時代
丸に二つ引き紋付水晶念珠 伝天海大僧正所持 1連 江戸時代
公益財団法人德川記念財団常設展示 *日光山輪王寺宝物殿は德川記念財団の特別協力館です。
御用絵師の仕事
ご 挨 拶
御用絵師とは江戸時代に幕府や藩に抱えられた絵師をさします。御用絵師のなかでも、将軍へのお目見えがかなう、最も高い身分を奥絵師といい、狩野派がその中核をなしていました。
奥絵師の仕事は将軍や藩主の肖像画、城郭殿舎の内部装飾、絵画の鑑定など多岐にわたります。なかでも将軍家の子女への絵画教育は大切な仕事でした。
本展では、狩野探信による雪舟筆三幅対の極書(鑑定書)や徳川家定公のお稽古画など、德川宗家に伝来する狩野派の絵画や狩野派の極書、狩野派の手本を参考に描いた宗家の人々の絵画を展示し、御用絵師の仕事をご紹介します。
令和7年9月
公益財団法人 德 川 記 念 財 団
《常設展案内》
●日光山輪王寺宝物殿(次回)
令和7年11月27日(木)~1月27日(火)(予定)「徳川将軍家と古典」
●久能山東照宮博物館(開催中)
令和7年8月23日(土)~10月27日(月)「德川宗家と静岡」
詳しくは久能山東照宮博物館HPをご覧ください。
https://www.toshogu.or.jp/kt_museum/
公益財団法人 德 川 記 念 財 団
〒151-0065 東京都渋谷区大山町37-6 TEL03-5790-1110・2620
ホームページ https://www.tokugawa.ne.j
重要文化財 住ノ江蒔絵硯箱 伝天海大僧正所持 江戸時代