寺院を巡る

寺院の巡り方

基本コース

巡る時間の目安:2~3時間
勝道上人像

日光山は天平神護二年(766年)に勝道上人(しょうどうしょうにん)により開山されました。以来、平安時代には空海、円仁ら高僧の来山伝説が伝えられ、鎌倉時代には源頼朝公の寄進などが行われ、関東の一大霊場として栄えました。江戸時代になると家康公の東照宮や、三代将軍家光公の大猷院廟が建立され、日光山の大本堂である三仏堂と共にその威容を今に伝えております。

 
逍遥園

日光の紅葉の名所として有名なこの「逍遥園」は、1250年の歴史を持つ輪王寺門跡の庭園として江戸時代初期に作庭されたもので、一説には小堀遠州(こぼりえんしゅう)の作と伝え、その完成を見たのは寛永年間ですが、その後たびたび改修が繰り返され、江戸時代全般にわたる変化が見られる興味深い名園であります。

 
宝物殿

「輪王寺 宝物殿」は、1250年を越える日光山の歴史を物語る歴史的・美術的価値の高い資料(以下、什宝)を保存・研究し、ご参拝の皆様へ公開することを目的として建設され、昭和57年落成、翌58年(1983)に開館した鉄筋コンクリート2階建ての施設です。収蔵庫には、国宝1件・59点、重要文化財51件・1618点、重要美術品4件・7点を含め、日光山1250年余りの歴史を物語る約3万点の什宝を収蔵、常時50点ほどを拝観室に展示しております。また平成15年11月13日より、徳川記念財団の特別協力館として、御宗家に伝来する初代家康公以来の貴重な宝物の常設展示も併せて行っております。

 
日光山 総本堂 三仏堂(さんぶつどう)【重要文化財 世界遺産】

輪王寺の本堂は日光山随一、東日本では最も大きな木造の建物で、平安時代に創建された、全国でも数少ない天台密教形式のお堂です。現在の建物は、正保2(1645)年、徳川三代将軍「家光」公によって建て替えられました。

 
大護摩堂

大護摩堂の内陣には、ご本尊「五大明王」(ごだいみょうおう・平安中期作)を中心に、「七福神」や「十二天」など30躰の仏さまや祖師像がお祀りされています。天井には、故「吉原北宰」氏(国指定彩色保存選定技術保持者)が、2年半の歳月を費やして完成された「大昇竜」(だいしょうりゅう)が描かれています。お堂の位置は日光山総本堂「三仏堂」の「裏手」になります。

 
常行堂

嘉祥元年(848年)に慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって、比叡山延暦寺の『にない堂』に模して建立されました。純和様の宝形造(ほうぎょうづくり)で、隣の純唐様の法華堂(ほっけどう)との間に、歩廊を設け接続されています。 この形式は大変珍しいもので、現在では比叡山延暦寺と、ここ輪王寺常行堂の二か所のみとなっています。その昔、常行堂では、常行三昧(じょうぎょうざんまい)という仏様の周りを歩きながら念仏を唱える修業が行われていました。その為、内陣は本尊の周りをぐるりと回れる造りになっています。現在では、回向(えこう)(先祖供養・水子供養)の道場となっています。

 
大猷院

大猷院とは徳川三代将軍「家光公」の廟所(びょうしょ)(廟所=墓所)で、境内には世界遺産に登録された22件の国宝、重要文化財が建ており、315基の灯籠(とうろう)も印象的です。祖父である「家康公」(東照宮)を凌いではならないという遺言により、金と黒を使用し重厚で落ち着いた造りになっています。入口の「仁王門」から「拝殿、本殿」までの道のりは、天上界に昇って行くような印象を受けます。